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エアリウム メッサーシュミットBf109E ディティールアップ



実機画像
2011/06/11
まだ大戦機に興味を持って間もない頃、メッサーシュミットと言えばバトル・オブ・ブリテンでスピットファイアとやり合ったこのE型でした。
オーソドックスなのも所有しておきたいと思い立ったのですがリトルベランカには在庫ナシ・・・一応入荷待ちに登録してから早2年が過ぎたでしょうか・・・未だに来ないようです。
京商エアリウムシリーズが出た当初はそんなカテゴリーもあるんだな、でも自分は手は出さないな〜何を今さら・・・っと思っていましたが、先日TOSのエアリウム スピットファイアMk.TのディティールやFLT性能を見て180度考えが変わりました。こういうの一機あってもいいかな〜!の欲しい欲しい病となり何とか家計をやり繰りし、手に入れた次第です。

商品詳細 2011/06/11 

 パッケージ

京商 エアリウム メッサーシュミットBf109E VE29 レディセット!
定価25,200円がスーパーラジコンで61%引きの9,800円!
京商製品は半年たつと半値になるのが常識なようですが一体本来の仕入れ値はいくらなんやろ?
とにかく買う立場にあっては安い方が断然嬉しい。
機体だけよりフルセットの方が安いのも不思議だな〜?
とにかく正規プロポのモデルメモリもいっぱいだし、付属プロポがあっても困るわけではないしね。
車に積みっぱなしでサクっと遊ぶにはいいかな。

さて、最近は簡易包装ばかり見てきたので箱が妙に立派に思ってしまいます。それに意外と大きいんだな〜。
箱を開けると専用の発泡スチロール緩衝材に機体やプロポが奇麗に備えてありました。
とりあえずプチプチ緩衝材に包んで箱に詰めました!ってのとは違います。
こういうのを見るといかにも京商製品を買ったんだな〜っと思います。
どこの国で作っているのかはわかりませんが、とにかくこの見た目の印象と京商のロゴが入っているのは商品として安心を感じさせてくれます。

 胴体

エアリウムシリーズは即遊べる仕様なので、まずはサラっと内容の見ていきたいと思います。
胴体は発泡製で左右分割型を接着してあるようです。
塗料の下にコート剤が塗ってあるのか発泡特有の目はほとんどなく奇麗な感じです。ただ、やはり発泡なので指圧やツメでの凹みには気を付けた方がよさそう。
機首内下方にスカイビクトリーBLS10 ESCアンプと受信機が詰め込んであります。
機首下面のオイル冷却口からエアーを取り込んで冷却するようにはなっています。
胴体中央にKS-21 5gサーボも取り付け済み!
レディセットと言えば今まで何度か中華製無印サーボで痛い目にあっていますがこれは京商ブランドなので安心であります。
機首にはエアファクトリー400BLS B/07/15ブラシレスモーター内臓。
スケールライクな3ブレードペラと発泡製のスピナーも装着済み。
しっかりとダウンおよびサイドのスラストが付けてありました。
スピナーははめ込み式で試しに外してみようかと思いましたがこれがなかなか固くって・・・無理をすると破損しそうなのでここは自然に破損するまで脱着は楽しみにしておきます。
リンケージは加工済みでラダーとエレベータも可動する4ch仕様。
サイズの割にはけっこうしっかりしたリンケージ。
水平尾翼の位置の関係上、エレベータリンケージが曲げてあります。
水平尾翼下面の支柱があるのがまたBf109Eの特徴ですね。
ラダーリンケージはまっすぐ。
尾輪も発泡で再現してあります・・・Bf109Eは尾輪が引き込まないのでこれで正解ですが・・・即ポッキリとなりそう。
カラーリングはかなり有名な機体のようです。
Russell Aviation Group所有のレストア機でハンス・ヨアヒム・マルセイユがバトル・オブ・ブリテンで搭乗していた機体を再現したようです。
ハンス・ヨアヒム・マルセイユはのちにアフリカ戦線で活躍し「アフリカの星」と呼ばれるまでになったドイツ空軍トップエースです。
Bf109Eならでは窓枠の多いキャノピーはバッテリー搭載時のハッチとなるので取り外し式。
固定はマグネットです。
コックピットはメーターパネルをシールで再現、防弾鋼板っぽいものもありますがパイロットは不在です。

 主翼
主翼は左右一体でコアは発泡のようです。
表面は胴体以上に何かコーティングしてあるようで発泡らしさはまったく表面にはありません。
しっかりと機銃も装備されております。
主翼中央にサーボ設置済みでエルロンリンケージも加工済みです。
エルロンホーン中央にあるフックは主翼を胴体に固定する際に使用するようです。
主翼下面です。
ラジエターはもちろん、主脚、機銃のバルジもしっかり再現。
主翼中央の黒い個所は付属スタンドの差し込み部です。
ラジエターのスリットまで再現してあるのは少しおどろいた。

 アクセサリー
付属2.4GHzプロポ。
フルセットならではの必要最低限の機能と質感。
展示用スタンド。
上部は可動式となっております。
付属品一式。
予備のペラとスピナーにホーン、主翼取り付け用の工具やOリング、それとナットにドライバーとレンチ。
しっかりとした取り扱い説明書!
普段はコピーしたペラ紙で組み立てている事を思えば、さして組み立てを必要としないこの機体の方がしっかりとした物がついてますね。
 組み立て
一度、組み立ててみよう!
って事で胴体のダウエルに主翼前方のピンを合わせて差し込み・・・。
この道具でOリングを引っかけます。
あらかじめ主翼後方にあったフックにOリングを通しておいてから道具で引っ張り出し、胴体にあるフックにひっかけて主翼の固定完了。
んで、終わり。
確かに謳っている通り、バッテリーさえ用意してあれば15分でFLT可能かな!
ただ、レディセットって割にはバッテリーと充電器は別にお買い求め下さいになっています。
現時点ではバッテリーに回すまで予算の工面ができていないのでしばらくは飾って眺める事に・・・まぁ、それは別にいいかな。

作製計画
作製計画っていってもほぼ出来上がっているものだし、基本的に手を加える必要はありません。
が、バッテリーを準備できるまで眺めるだけだし何気に気になるところがあったので待っている間に少し手を加えてしまおうと思います。

ディティールアップ 2011/06/12
 コックピット
まずはパイロットが不在のコックピット。
当初はスモークにしてしまおうと思ったのですが、シールと言えどせっかくメーターパネルは再現してあるし、在庫をガサコソと見てみたら・・・。
使えそうなパイロット人形が出てきました。
いつ?どこで?買ったのかは不明です。
パイロットが出てきたならば乗せましょう!って事でコックピットとキャノピーを慎重に分離・・・するまでもなく若干はがれかかっておりました。
先のパイロットを組み立て。肩の部分が干渉するのでカットし、そのままの座高ではコックピットに潜ってしまうのでスチレンでかさ上げしました。
適当にパラパラっと資料を見て、サラサラっと塗装しました。
さっそくコックピットに座っていただきました。
照準器が素っ気ないけど、どうする?
まぁ、今回は別にいいんじゃないの!
コックピットとキャノピーを再度接着。

 問題個所発見
今回、一番気になった事。
組み立てて喜んで眺めていると・・・ん?
ズームイン!

ん?むむむむむ!・・・垂直尾翼が垂直になっていない・・・。
ココはやっぱり生産地の問題かな?京商の目が行き届かなかったのかな?
仕方がないので垂直尾翼左側にカットしたカーボン板を詰めて垂直にしました。

 アンテナ線
キャノピー後部にアンテナ支柱がある・・・って事は・・・
アンテナ線を取り付けたい!
適当な部材を探していたら以前釣りをしていた時のラインがあったのでそれらしく。
後方は垂直尾翼に瞬間接着剤でしっかり固定。
前方はキャノピーの取り外しがあるので、輪を作りアンテナ支柱に引っかけるだけとしました。

 塗装
尾輪や機銃など一部未塗装だった個所を塗りました。
ついでにホーンも周囲と色彩が違ったので塗装しておきました。

 ロールアウト


これにて作業完了です。
  

 ハーケンクロイツ 2011/07/09
FLTの準備を万端にして寝入った昨晩・・・ふと夜中に目を覚まし・・・
「あれ!?Bf109Eにはあのマークはあったかな!」と気になりました。
気にはなったものの再び深い眠りに・・・zzzzz。

A面飛行場に到着し、しばらくして昨晩の事を思い出しチェック・・・。
やっぱりナイ!たしか本来はあるはず・・・
帰宅してから資料を見て、実機の復元機を見て、やっぱり本来はあるんじゃないか!
ハーケンクロイツ!

ついていないものは作るしかない、PCで作製し転写シールにプリント。
プリントアウトしたものは転写するため編集画面とは逆像になってます。
周囲の色をもう少し合わせておけばそのまま貼れるのですが、予想とちょっと色味が違ったので卍だけを切り出し。
本来あるべき場所に貼りつけ。
やっぱりあるべき所にあると落ち着きます。
国籍や部隊マークは魂です。
その存在がないと各々の機体が持つドラマ性が希薄になってしまいます!

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