FLYING STYRO KIT
三菱零式艦上戦闘機 五二型 90929號 胴体折損修理


事故報告書


2011/04/17
蹴球飛行場にて着陸時に風に対処できずキツイ着陸となり胴体折損。
この機体においては2度目の折損となり前回とほぼ同じ個所がダメージを受けました。

FSKの機体は墜ち方?にもよりますが一度目は比較的パックリっと奇麗にわれるので瞬着を塗布してそのまま接合すれば奇麗になおります。
今回は二度目!前回修理した個所が再び折損、前回の接着剤硬化などの影響によりややこじれた破損となり瞬着だけではなおせません。

修理開始
今回はまず凹みや縮んだ個所をそれなりに修復しつつエポマイクロバルーンを塗布して接着。
硬化したあとではみ出しているエポマイクロバルーンをリューターでそこそこ平滑になるまで削りました。
この時点ではまだ細かいくぼみがあります。
お次はフィラーと少量の木工用ボンドを混ぜ混ぜ・・・。
上記の一品を水で溶き、塗りたくって細かいくぼみを埋めました。
端材の板にサンドペーパーを巻いてフィラーを思いが済むまで、気持が落ち着くまで削りました。
こだわるとキリがないのである程度まで。
今までの作業でリベットがもすっかり平滑になってしまったので木工用ボンドをチマチマとつけて再生・・・零戦は本来は沈鋲頭だから出っ張っているのもアレなんやけどね・・・ま、あまりこういう事柄は突き詰めない方が幸せかな。
形が整ったところでキット付属のリペア塗料で再塗装。
時間の経過でそれなりにヤレてきているので周辺に比べてペンキ塗りたてって感じ。
さて、日の丸も塗装しないとな!
一部だけの塗装だと赤の調色が難しい・・・
画像は右主翼の日の丸ですがこれも経年劣化でやや退色し今やほんのりピンクかかってます。
なので、この際に胴体日の丸と同時に主翼上面の日の丸もデカールの上から全塗装しました。
赤塗装の後は輪郭の黒緑色も塗装。

塗料が乾いたらスミ入れ処理をし、乾燥したところでトップコート半光沢を吹き付けました。これでペンキ塗りたてからだいぶ馴染んだ感じとなりました。
風防後部は胴体折損の際に窓枠が破損・・・う〜ん微妙な壊れ方・・・。
窓枠修正よりも作り直した方が早いのでサクっと再生。
この手の部品はなぜかたくさんストックがあります。
FSKの風防は窓枠を切り抜くのが大変で敬遠気味ですが今回は後部だけなので根気が続きました。

ココも周囲と比べて新品感があったのでそれなりにスミ入れ汚しを行いました。
スピナーを新調し修理完了!
零戦復活!これでまた落ち着いた生活ができそうです。

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