FLYING STYRO KIT
三菱 零式艦上戦闘機五二型 エルロンヒンジトラブル修理

不良状況 2006/11/04
午前中にフライトさせてまして4FLT目になって、はて?なぜか左にロールしてくる。とりあえずトリムでピッピっと合わせるが大幅にズラしてやっと中立にたてなおせた!
とにかく安定させて着陸し機体を見てみると・・・なぜか左翼のスキマが大きい・・・あれま!左エルロンが脱落しかかっています。
画像はちょっとわかりにくいんですが切れてしまったエルロンヒンジです。日の丸後方に見える透明素材はエルロン脱落防止用に貼った梱包テープ貼です。
実は以前に左エルロン、次に右エルロンと立て続けに脱落がありまして・・・2回目にエルロン外れた時は制御不能になり主翼大破となって往生しました。この部分は工場出荷ですでに組み上げられてる箇所なのでロットによるのか最近チェコのパートのおばさん変わって慣れてないのか? とにかく前回の機体がたまたま運が悪かったのかとも思うけど心配なんで一応貼っておいたものです。保険かけといてよかった。おかげでエルロンが飛んで悲劇再びにならずにすみました。二次被害も怖いしね。

修理作業
さて、修復にかかります。まずヒンジがあった元の場所をカッターでザクザクと切り込みを入れ残ってるヒンジの破片を取り出します。結構カッターの刃がひっかかり気味になる時ありまして力入れすぎると発砲素材にシワが入ってしまったりいきなり刃が動いて翼ごとスッパっと切れてしまいます。
さて、ヒンジのご用意を! 私はGWS零戦を作製する折によくフロッピーディスクをヒンジに使用してました。机の中をゴソゴソして取り出だしたるこのフロッピー、中身は何入ってるのか? そういうのは今は重要ではないのです。今までほったらかしだったんだから多分どうでもいいもんだろう。さ、作業作業・・・
フロッピーを分解のバラバラにして中のペラペラ円盤を取り出して外のカラはいらないので不燃物へポイっ。これだけが欲しい
出てきたペラペラ円盤をハサミでちょうど良いサイズに切り刻みます。
細かくは主翼に仮組みしながら決めていきます。
仮組みしてサイズが決まったフロッピーヒンジをまずはエルロンに差し込んで表と裏に瞬間接着剤を一滴タラリ。かたまってから、もう一方を主翼側に差込んで入れていきます。私は主翼とエルロンを接着する際は約1mmくらいスキマをあけるようにしてます。
この後は主翼側に瞬間をタラすんですけど以前近づけすぎて瞬間がかたまったらエルロンの動きがえらく渋くなってしまいました。 
 
  瞬間がかたまったらエルロンを指でクイクイ動かしてチェック。
サーボにリンケージをつけてクイクイ動かしスムーズだったら修理完了です!
左がトラブるなら多分、右もなる恐れアリ!ついでに右のヒンジも差し替えときました。 

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