川西 局地戦闘機 紫電二一型 作製記

思いつき 2010/03/08
リーマンショックから始まった世界同時不況・・・なんの因果かこういう場合 は影響を受けてしまいまい昨年から厳しい厳しい軍事費圧縮・・・新機体の配備ができません。
まぁ、予算もですが格納庫(部屋)自体、現在はいっぱいなので配備は無理なのですが・・・そんな中で・・・ある一定の期間を経てやってくる新機体を作りたい病にかかってしまいました。
治療としては作製し完成までこぎつけるしかありません。
川西 局地戦闘機 紫電二一型!通称『紫電改』
この機体も意外にちょうど良いキットが各メーカーから発売されておらず、もしもFSKやアルファから発売されていれば何だかんだとラインナップに加えているだろうな〜。
正直、今までは手元に無いこともあり、あまりピンと来る機体ではなかったのですが、時間つぶしにと何気に購入した資料を読んでいるうちに熱が入り始めました。
海軍最後の戦闘機!この際、特効薬として作ってみようかなっと思った次第なのであります!

作製計画
前回、作製した雷電が何とか飛んで遊べるようにはなりましたので、基本的には雷電の作製方法を踏襲します。
その中で雷電作製中や後にアレコレと作り方や問題点で思いついた事や修正もあったので織り交ぜつつ、サイズは1/13、機体重量は600g以内、胴体着陸、スピコン・エルロン・エレベーター・ラダーの4chで作ってみたいと思います。

三面図から骨格構想 2010/05/01〜06/05
これが一番肝心でありメンドーに感じる事になるかな!
ネット上で使えそうな紫電二一型の図面が流れていないか探してみたのですが、残念ながら見つからず・・・。
仕方がないので雷電の時と同様に三面図から骨格図面を起こしました。
この平面で見ている時と実際に立体化した時のズレがどこまで抑えられるかで頭を悩まします。
とくに主翼の捻じり下げを考えている間は頭が沸騰!
まぁ、いくら悩んで頭を働かせて沸騰しても描くのが私なので限界は浅いのですが・・・。
主翼作製 2010/06/06〜06/27
ドローソフトで描いた骨格をプリンターで出力。
今回は再剥離タイプのシール紙を使ってみました。
リブは2mmバルサ、図面シールを貼ってそのまま切り出し。
切り出した後はペラっとシールを剥がします。
各2個づつ、全てのリブを切り出しました。
同じようなものを何個も作るのはなかなかメンドーで気力が持たないのでチマチマ作業になってしまいます。
主翼主桁・前縁・エルロン受け部などなど。
主翼骨格を組み上げてみました。
意外に誤差はなく収まってくれたので安堵してます。
実機図面通りに4度の捻じり下げがついております。
翼端、2mmバルサと角棒を組み合わせ。
翼端に接着したあと、それらしく形を整えました。
雷電ではフラッターが発生した事もあったので、今回はやや太めの1.8mmのピアノ線です。リンケージ支持点
主翼上下面・前後に縦通材を追加。 
エルロンは2mmバルサを中心材にして4mmバルサを両面に接着です。
2mmバルサにある切りカキはリンケージのピアノ線差し込み部です。
形状をカッターでザクザク、ヤスリでシャコシャコ削って整えました。
羽布張り模様・・・スケール機にこれがあるのと無いのではやっぱあった方がいい!
バルサそのままの表面ではやっぱり野暮ったいしね。
エルロンはやや大きく作っていますので、その比率に合わせた図面をプリントアウト。
羽布張り紙の内側を切り抜き、エルロンにあてて目安のラインをいれました。
ラインに沿ってリューターで0.5mmほど削りました。
上にアルミテープを貼り少し撫でまわせば、羽布張り模様がそれっぽく浮かんできたような・・・自己満足の世界です。
主翼に取り付けました。これで一旦主翼の作業は終了です。 
尾翼作製 2010/06/28〜07/02
水平尾翼の骨組み一式です。
組み上げてみましたがこの状態だとペラペラで剛性感ナシ・・・
雷電も同様の作りでスチレンの外皮貼りで強度が出てたのですが今の状態を見る限りは心もとない感じです。
エレベーターはエルロンと同様の3枚構造。
3枚を貼り合わせた後はガシガシと削ります。
ここら辺の作業はある程度基準はあるものの目測が幅を利かせてしまいますね。
これもエルロン同様の羽布張り再現です。
水平尾翼にエレベーターを接着。
水直尾翼の骨組み一式です。
組み上げてみたところ、これもいささか心もとない感じ・・・。
尾翼周りはスチレン積層で形状を作っていきます。
中央になるスチレンには溝を掘って空気抜けを作っておきます。
空気抜けは正直必要かどうか?わかっていないのですが色々なキットをみると細工されているのできっといるんだろうな〜って感じです。
目安のラインをマジックで描いて形を切り出していきます。
上部もスチレン積層です。
下部と同じように目安を引いて形状整え・・・目測が幅を利かせます。
だいたいの形が整ったら一旦終了、後は胴体と繋ぎ合わせてバランスを見る予定です。
ラダーも3枚構造。
形を整えてリューターで溝掘りも同様です。
アルミテープを貼って羽布張り模様を出しました。
ワンパターンであります。
尾翼部を組み上げてみました。
雷電の時よりも少ない部材でまずまず雰囲気は出てきたって感じかな。

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