ALFA MODEL
中島 四式戦闘機 疾風 作製記


製作計画
とにかく初めてのアルファ製品、FSKの零戦製作時も初めてのキットでかなりノウハウが必要でしたからこのアルファでもやはり色々とあるでしょう。幸いTOSから事前に色々と聞いてますのでそれをいかしながら製作に励むとします。
さて、このキットは本当にARFの名のとおり胴体も主翼も完成した状態で箱に入ってますのでその気になれば一、二日で完成し飛行を楽しめると思いますが・・・
キットそのままだとどうにも全体的に受けるイメージが甘い感じがします。FSKに目が慣れ過ぎているのかもしれませんがとにかく全体にやや甘い。機体の製作において仕様をまだ考え中な所もありますので、製作しながらできる範囲で甘さを消していきたいと思います。
今、決めている機体仕様は以下です。
@スピコン、エルロン、エレベータ、の3Ch仕様
Aペラ、機体表面の若干ディティール追加
の2点です。

@に関しては今回は初と言うこともありましてペラ以外の直接飛行に関する部分はメーカーの推奨そのままにいきます。
Aに関してはやはりスケール機はスケールライクなペラでなければ納得できません。あと全体の甘さと納得いかない箇所の手直し?とにかくムチャにならない程度に改修します。
パワープラントはBf109Gで使用していたAXI2212/20、この機体ではどんなるかな? また手に負えないかもしれません。全備重量450g未満になるよう製作に励んでみたいと思います。


キット紹介

仕入れ先は毎度のことリトルベランカをクリッック!
アルファはTOSがよく製作しその飛びっぷり、製作の容易さはよく知っていましたが、私にとっては零戦はラインナップにないしドイツ機は同じ機体がFSKから発売されていてリアルさではFSKが上、そのため今まで購入する機会はありませんでした。11月末にBf109Gを失ってからもう一機は何にしようかと考えていましたがあるタイミングで疾風の存在が浮上してきたので決定!・・・と言う事で初めてのアルファの製品です。
ます、聞いてはいたが箱が大きい! FSKの1.5倍はありキャリングケースになるようですが狭い私の部屋では置き場に困ります。箱には完成形の写真があり下部に機体寸法・重量・推奨機器がイラストで表記されております。キット紹介においてはFSKとの違いにも注目してみましょうかね。

胴体

さすがはARFの言葉どおり、同じARFを名乗っているFSKキットってホントのバラバラでとてもすぐに製作して飛行させますとは言えませんがアルファは本物のARFです。胴体も主翼もほぼ完成済み、機器さえ搭載すればすぐにいけます。これだけ完成させたキットならば箱も大きいのは仕方ないです。

胴体部分です。FSKでは勘と経験、匠の技で取り付けなけらばならない防火壁がすでに接着済み、機体尾部は尾翼接着、リンケージも取り付け済み


機器を搭載するスペースにはすでに航空ベニヤ製の取り付け座が設けられています。FSKとは違いコックピット内部の再現はなされていません、風防が全体で外れるのもあって広い開口部で機器の整備がラクにできそうです。
 
FSKでは非常にメンドーな風防の窓枠開けもすでに完了しガラス面も接着済み。ひじょーに助かります。コックピットは上部のみで再現してありますがほんの気持ち程度。

胴体尾部は水平尾翼の設置、エレベーターおよびリンケージも工作済み
 
エンジンカウルは別パーツとなっておりハ-45発動機のダミーがあります。FSK零戦で栄21のダミーを製作しそれに比べるとどうしても甘い。発動機は新たに作った方がいいな。

主翼

主翼は左右接着、エルロン加工済み、ヒンジも加工済み。普通に組むなら何もする事がありません。
エルロンのリンケージはロッド回転式ではなくワイヤーによるプル・プッシュロッドになっています。TOSが言うにはこの方式のほうが可動が確実だそうです。


付属品

パイロットは上半身のみ、前後張り合わせのモナカ構造でコックピットにまるで風呂につかっているようにします。見た目は日本人には見えない。

説明書はFSKのように細かいものではなく1枚の用紙に各パーツの配置がおおまかに描かれています。まぁ、これだけしっかりARFしていればこれくらいで充分でしょう! 見なくても行けそうだ。
マーキングは大きいサイズで水転写式のデカール、部隊マークも二種類入ってます。TOSから聞いた話だとやや付きが悪く剥がれやすいとのこと。これがロットによるのか物自体の質かはわかりません。外国製品には多少の品質にムラがありますからね。

他は主翼止めネジやリンケージパーツ、スピンナーが入っております。スピンナーは2ブレード用になってます。今回もスケールライクにするため4ブレードを使用する予定なのでこのスピンナーを利用するかは考え中です。


仮組み

胴体と主翼を合わせてみるとほぼ完成形となってしまいます。
FSKと同じチェコ製品なのですが全くコンセプトが違うようです。

キット紹介は以上ってとこです。まだ細かい部分や製作過程で気づいたことは随時追記していきます。。

主翼作製

主翼の作製はいたって簡単。FSKのような左右分割でもなく、特別にサーボ取り付け座を設ける必要もナシ。決まった位置にエルロンサーボを設置するのみ。
ただ説明書にあるとおりのサーボ取り付けでは固定が不安なのでちょっと変更します。
左図が説明書の指定の取り付け方、右が今回設置した方法です。サーボ底部の耳をカットして主翼内面に両面テープで接着します。

リンケージロッドをロッドホルダーに通して固定、その後サーボ底部と主翼内面を両面テープで接着します。
取り付け位置によってリンケージがナナメになりエルロンリンケージに負荷がかかる事を心配してましたが意外にまっすぐになりました。


底部のみの固定ではエルロンを動作させた時にややサーボが遊ぶので、スチレンにてあて板を作りサーボの左右を固定しました。エポキシで接着しブレ止めとしてあります。
硬化したら上部はみだし部分をカット。

尾部作製

キットを見ていてまず気に入らなかったのがエレベータ部です。可動翼は左右一体で胴体には可動範囲のための妙な三角空間が空いています。


エレベータ可動範囲のためスキマが空いてます
 
まずはエレベータ翼の取り外し。ヒンジ部分をカッターで切り取り切断。補強のために竹ひご?の芯棒が入っていましたので左右分割は結構苦労します。

  胴体側のスキマをスチレンで埋めました。ホントは紙粘土で表面処理をしようかと思ってたのですが納期が気になるのと根気が足りないのとで省略します。いずれ気が向いたらします。
分割したエレベータにOKのイージーヒンジを付け瞬間をポタリ、尾翼本体に取り付け。瞬間をポタリこれで完了・・・
 

これで完了・・・とは思っていたのですが、サーボが余っている事もありだんだんラダーを装備したくなってきました。
初めてのアルファ製品だし今回はまず簡潔に製作しあとで追加もできる・・・と思えども、気が付いたらラダーを切りとってしまってた。切ってしまったらやっていくしかありません。切り取った部分を見てみると胴体側も可動翼側も中空で強度もヒンジ取り付け箇所もありません。

画像ではわかりにくいのですが尾翼スキマにバルサブロックを差込み瞬間で接着。以後は毎度のことでOKイージーヒンジで動翼組み付けです。


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