第一次雷電作製計画

2012/01/16
先日、PC内のデーターやそのバックアップを整理していたところ紛失していたと思っていた「自作 雷電」の画像が多数出てきました。今となっては過去の遺物ですが当時の試行錯誤を思い出し懐かしく思い、骨格作製や塗装など一部足りない画像もありますが、とにかくある物で色々と思い起こしながら、当時のブログ記事を引用しながらまとめてみる事にしました。
当時はこの機体作製の次なんて想像もつかず作製記タイトルに「第一次雷電作製計画」なんて概念もなかったのですが以後に作製した際に「第二次雷電作製計画」と名付けたので今回はそれにならってタイトルを「第一次雷電作製計画」としました。

思いつき2006/12
2007/06/12ブログより
私の好きな大戦機(日本限定)は1位 零式艦上戦闘機 2位 局地戦闘機雷電 3位 四式戦闘機 疾風。
零戦の方はフライングスタイロから、疾風の方はアルファモデルからキット化されてすでに所有してますが2位の雷電がありません。正確にはヒロボーなどから25クラスほかキット化(2007年当時)されていますが過去プラモ小僧として生きてきた中で「揃えるならスケールが合わないとイヤ」なのであります!
売ってないものは仕方ないから自分で作ってみようか!なんて思った次第です。

参考資料2006/12〜2007/08
2007/06/12ブログより
思いついたのが去年の末(2006年)それからボチボチ始めて早半年(2007年06月)・・・雷電の図面が掲載されている書籍を通販で購入し、スキャナしてPCに取り込み三面図から機体骨格をドローソフトで構築しました。
残念ながら当時の骨格を起こしたデーターは紛失しどのような物だったのか詳細はわかりません。
2007/8/13ブログより
図面から型を起こしてからずっと「では、どんな風に形にするのか?材料?材質?方法?」と色々?が浮かびます。いくら図面を起こしても設計図は頭の中なので書いた際からまた頭の中で設計変更の繰り返し・・・ 零戦二一型を製作中もFSKの機体構造を参考にしつつ改修箇所で悩みつつ雷電の時はどうしたものか?となってました。
昔から設計図どおり、説明書どおりの作業はできなくて毎度その都度考えたりその場しのぎ的に進めていくのは今も変わらないよう、ましてやフルスクラッチとなると今まで実践した事がないのでなおさら・・・なのでとりあえず進めてぶつかったらその時に考えていきます。

骨格2006/12〜2007/08
骨格の画像はわずか・・・
とにかく主翼においてはリブがとても少ない・・・。
胴体の胴枠は航空ベニヤではなく樹脂とスチレンの複合材を使用していました。
主翼はすでに1.5mmスチレンでカバーされてしまっているので詳細はわかりませんが、おそらく以後の自作機と同じく中央材に左右主翼を接着していたと思われます。
胴体の縦通材は今のような角柱ではなく10mm幅の板状でした。

主翼作製2007/08
エルロンはバルサ材骨格の両面に1.5mmのスチレンを貼り合わせました。
羽布張りの再現のため羽布形状にカットした用紙を貼りました。
ヒンジとリンケージを取り付けました。
翼端です。バルサのコアにスチレンを貼っています。
両面にスチレンを貼り、形を整えました。
翼端を接着。
この画像と下の画像を見ると主翼の前縁と後縁にバルサ材が接着されていたようです。
ホーンを取り付け。
今見るとリンケージが若干細いような・・・。
主翼完成。
骨格の時点では剛性が不安でしたがスチレンを貼ってからはしっかり感が出たような・・・この時は強度の不安もあって2mmスチレンを使用したのでやたら厚ぼったい感じでした。
今となればエルロンが小さいかな!
捻じり下げを付けるって事もなかった。

尾翼2007/08/27〜09/07
主翼に次いで尾翼もリブが少ないですね。
尾翼には1mmのスチレンを接着。
当時は表と裏を分けて貼っていたようです。
翼端は中空だったみたいです。
両面にスチレンを貼り形を整えました。
エレベーターの骨格もこれまた貧相・・・。
これも両面にスチレンを貼っています。
これは垂直尾翼の骨格です。
ラダーは不可動なので方向舵と一体となっております。
これもスチレン張り合わせ。
垂直尾翼翼端です。
主翼と同様の製法です。

胴体2007/09/08〜11
胴体は防火壁と胴枠が7枚を10mm幅の板材を縦通材としていました。
胴体後部を絞り水平尾翼を接着するようバルサ材を接着。
胴体後端はバルサ積層からの削り出し。
当時はPCで起こしたのは基本骨格のみでそれ以降はその都度思いつきで部材を作製し取り付けていました。
胴体後端を削り出しました。
水平尾翼を接着し、その上に垂直尾翼を接着。
尾翼上面をカバーリングしました。
胴体内部に主翼接着用の部材を追加。
胴体前部の主翼取り付け部材です。
操縦席側面に2mmスチレンを接着。
胴体後部に2mmスチレンを貼りつけ。
胴体前部も2mmスチレンを貼りつけ。
主翼中央にエルロンとエレベータのサーボを取り付け。
胴体と主翼をエポキシで接着しました。

エンジンカウル2007/09/11〜17
エンジンカウル部にボリュームが足りないため2mmスチレンを追加で貼りつけ。
角が目立ちハリボテっぽいので削って整えました。
エンジンカウル前部は今のような真空成型ではなくスチレン積層です。
カウル前部を接着し形状を整えてみましたが・・・まだボリュームが足りない感じ。
胴体前部とエンジンカウルに2mmスチレンを更に追加接着。
スチレン間の隙間を埋めるためエポマイクロバルーンを塗布しました。
エポマイクロバルーンが固まったら形状を再度整えました。
ホントに次から次へと場当たり的な作業です。

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