京商 プリマクラッセ
グラマンF6F HellCat EP400 PIP 配備


思いつき2011/06の発売を知った頃から・・・

実機画像
グラマンF6Fヘルキャット。
もしもラインナップの中に連合軍側の機体を加えるとしたら絶対にコレ!
っと以前も申しましたF6F ヘルキャットです。

・・・と言うわけで以前F6Fを制作したわけですがあの当時はFreewing社のものしかなくスケール感がイマイチでしたがあれから数年経って京商やFMS社など数社から大小様々なF6Fのモデルが出るようになり、その中で2011年6月に発売となった京商のプリマクラッセシリーズのF6Fがサイズ的にちょうど良いし何はとりあえず京商ブランドの安心もある・・・何よりやはりスケール感が以前より大幅に良くなっている・・・と色々と検討を重ねた上で購入してみました。

キット紹介 2012/12/21

京商プリマクラッセシリーズ
インポートらしく白箱に商品のシールを貼っただけの簡素なもの。
とにかく箱が大きい。
この上箱を開けるのはなかなか難儀な作業でした。
上箱をようやく開けると二段重ねの発泡スチロール。
重なった発泡スチロールを外してようやくご対面。
Plug In Play製品らしくすっかり形となっているF6F。
機体の他は予備ペラと工具、説明書とシールが付属。
シールにはART TECHの文字が・・・
Prima Classeシリーズ
かっこ良く言えばインポート、悪く言えば中華製であります。

主翼格納状態 
とりあえずFreewing ModelのF6Fと比べてスケール感はかなり高く良い感じ!
このモデルは主翼を折りたたんで格納できるのがセールスポイントの一つようです。

本来、実機はもう少し機体によせて主翼を格納できるのですが・・・まぁ実機に近い感じで雰囲気は充分にあります。

ディティール 
機首内部にはダブルワスプのプラスチック製ダミーエンジンがあります。
機首下面にカウルフラップがあるからこれはF6F-3かな?
機首上部のハッチを開けて受信機とバッテリーを搭載するようです。
コックピットにアメリカ人パイロットが搭乗しております。
機首下面のカウルフラップでF6F-3と思いいつつ・・・キャノピーの形状や操縦席後方に窓がない事からこの機体はF6F-5になるのかな?・・・
なんて考えていたらわけがわからなくなるのでコレはF6F-5なんだと思うようにしました。
メインギアは固定式です。
どちらかと言えば主翼折り畳みより引き込み脚が欲しいとこですが、ないもんは仕方ありません。
尾輪はラダーと連動し可動します。やはり引き込みはしません。

主翼展開 


主翼の開閉は実機とはやや違ってはいますが雰囲気は出てるかな?
前方のヒンジを軸として主翼を下方から引き上げて展開します。
主翼後方の連結部を合わせます。
ピンをスライドし主翼にある固定ネジをしめまて主翼展開状態となります。
最初、このピンのスライドがカチンコチンに固く往生しました。
ヒンジ下面には実機にはないハッチがあります。まぁ、ここら辺はRCモデルならではって感じ。
このハッチの接着が悪く最初に主翼展開を試した時には脱落しました。
ハッチにはマグネットがありパチンと閉めて主翼展開完了です。

飛行状態 
主翼を展開したたたずまい!
うむ、いい感じだ。
側面もよい感じ。
以前のFreewingのF6Fは機首が長く絞られた感じだったので違和感があり機首改造っとなりましたけど、このモデルはまったく手を加えなくていい。
主翼のエルロン面積も実機に近いし、尾翼もFreewingみたいな板ではなくしっかり翼断面形状しています。

作製計画 2012/12/22
形状的には問題ナシ!
ただ、FLT状態でメインギアを出しっぱなしはありえない、飛行フィールドも滑走離着陸は望めない・・・ってなわけでメインギアをFLT時とディスプレイ時で差し替え式にしたいと思います。
元々RTFですし作製ってよりは仕様を合わせて配備って感じ。

ちなみに今回も参考資料は
椛蜩本絵画社 エアロ・ディティール17 F6F HELLCAT
兜カ林堂 世界の傑作機 グラマンF4F,F6F,F8F
を見ています。
今回もサラっと上辺だけ・・・。

FLT用メインギア 2012/12/23〜28
まず主翼と胴体が繋がっていると作業がしづらいので分解。
胴体後方の穴の中のねじを外せばすっぽりと外れました。
メインギアはネジ止めのベースにサイドから差し込まれてます。
とりあえずメインギアをベースごと抜き取りました。
増槽タンクのステーの太いものは主翼内面からネジで固定されておりましたが細いものは接着されてました。
私の場合は不要と判断したのでカットしています。
主翼裏面・・・当初は少しくりぬいてダミーのタイヤでも埋め込もうと思ったのですが、タイヤの収まるあたりに主翼固定のピンがあるため難しい。
とりあえず図面をあててみる・・・
思いっきりタイヤの収まる個所・・・
仕方がないのでダミータイヤ埋め込みはあきらめる。

メインギアのカバーはおおよそココまで。
適当なバルサとプラ板とスチレンでメインギア(収納状態)作製。
タイヤはプラ板でペラペラ・・・まぁ飛んだら気にならないでしょう。
ピンの出る個所は穴をあけてあります。

前方の固定はバルサブロックで、後方は主翼に埋め込んだマグネットで固定するためカッターの刃を貼ってあります。
とりあえず装着。

12.7mm機銃 2012/12/29〜30
見ているうちに機銃も何とかしたくなったので変更。
適当なプラパイプを適当にカット。
ピンバイスで穴あけして中にリンケージパイプを通していっちょあがり。
リューターで穴掘って差し込みました。
ひとまず完成!これで心置きなく正月を迎えられると思ったのですが・・・・
はて?この3色迷彩のトライカラーは1944年3月までの仕様、F6F-3ならばこれでいいんだけど・・・
F6F-5は1944年4月が初飛行だったので時期的にあわないような・・・
この機体はF6F-5だと決めたのでこうなると気になって気になって仕方がないまま正月の私用に連行される。

カラーリングチェンジ・翼端灯 2013/01/03〜04
正月前後の諸々を片づけてからカラーチェンジしました。
本来はグロスのシーブルーって塗装らしいのですが、あいにくピッタリの塗料がないのでFreewingの時と同じくタミヤスプレーカラーのTS-55 ダークブルーで全塗装しました。大筋あっているようなので良しとします。
塗装した際に手がすべり落下・・・
翼端の角が潰れてしまったのでこの際ついでだから翼端灯を追加します。
とりあえず修正箇所をカット。
不要になったLEDを接着。
単なる飾り!なので点灯しません。
真空引きで作ったカバーを接着しました。
元あったメインギアはディスプレイ時に使います。
何となくサッパリしているので前カバーをスチレンで追加。

ロールアウト 2013/01/03〜04
作業完了!
ディスプレイメインギアを装着してたたずむ姿は良いもんだと思う。
全長:785mm 全幅:990mm
機体重量:771g 翼面積:18.5du
バッテリーを搭載した全備重量は890gで翼面荷重は48.11g/du
となっております。
ディスプレイ用メインギア
FLT時はメインギア収納タイプを装着。
何だかな作りだけどこれ以上どうにもできません。
主翼格納状態。
主翼格納のメリットは狭い部屋での保管と持ち運びが楽ってとこでしょうか。
VF83 空母ESSEX所属 115としました。
F6Fのモデリングでは有名な機体のようですね。

初FLT 2013/09/14
無事に初FLTを果たしたもののイマイチな状況!
スロットルの70%から上にパンチがないので全くパワー感がありません・・・。P&W R2800ダブルワスプを積んでいる雰囲気がなく速度そこそこ、ロールはまったり、ループは機速をつけてようやく可能に!
力強さが命の機体でコレはいけない!

あと、主翼の折りたたみ部の剛性が低いようで、たわみや捻じれが出るのか?
見ていて上反角が変わっている感じで、その度にトリムバランスが変わっていたようです。

この2点を調整し次に挑みたいと思います。

出力および飛行性能向上 2013/09/15 
主翼たわみ調整 
主翼折りたたみ部の接合面に若干のスキマ?ガタ?があり!
ココがしっかりしていないから終始トリムが狂いまくると思います。
主翼接合部に1mmバルサを接着。
このままでは合わないのでバルサを削って薄くしていき余分なスキマをなくします。発砲機なのもあって左右で同じ作業をしていても合いが違う。
主翼を何回も開閉しながら左右それぞれ合わせ目がピッタリとなるようにしました。
修正完了。
コレでたわみにガタは元の1/3程度におさまりました。
固定の方法が単純なので完全にガタをゼロにはなりません。
発動機換装
次はモーターならびにESCの換装です。
エンジンカウルを取り外しました。
標準装備のART-TECH D4018-950
Kv値950なのでそこそこパワーを期待していたんですけどね〜。
もしかしたらペラとの相性もあるのかな?
標準のモーターベース。
以前FreewingModelのF6Fで使用していたAXI 2217/16に換装するにはこれだと取り付けられません。
航空ベニヤでモーターマウントを自作。
モーターの長さが短いので足りない分かさ上げしてあります。
モーターマウントを取り付けました。
AXI2217/16をバックマウントできるようネジの頭まで埋め込んであります。
ModelMoter AXI 2217/16を取り付け。
Kv値1,050で元から100しか上がっていないけどコレで必要量の変化はあるのかな?
Freewing F6Fではしっかりと雰囲気を出していたけど・・・。

合わせてESCをHiModel 40Aに変更。
これもFreewing F6Fで使用していたものです。
ダミーエンジンを再度装着。
モーターに干渉する部分を削ってあります。
エンジンカウルとペラを装着!
これにて改修作業完了。

今回の改修によって
全備重量は890g → 900g
翼面荷重は48.11g/du → 48.64g/du
最大電流は20.53A → 26.06A
最大電力は228.10Wp → 271.20Wp
となりました。

これで雰囲気がアップしていたらいいんだけどな〜。
どうなるか次のFLTが楽しみです。

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