E-Do Model
マクドネルダグラス F-15C EAGLE 改修回顧録

思いつき2009/12/20

実機画像
金沢から車で30分のところに航空自衛隊小松基地があり、よく仕事で小松市に入った際に上空を飛んでいく雄姿をよく見かけます。
耳をつんざく轟音を残しつつ飛び行くさまは真にカッコイイ!

そういう思いも手伝って手に入れたEdo Model F-15Cだったわけですが・・・たたずまいはなかなかF-15らしくカッコイイと思う。
ただ、購入した当時は3セル仕様だった事もありそのままではとってもアンダーパワーで鈍足。
とても小松を飛び行く雄姿には程遠く、この程度では親戚のお子様向けデモFLTしかできないな〜っとなってしまい一年以上壁にブラ下がったまま。
親戚のお子様ともそうそう会わないのでお披露目の機会は巡って来ず。
このまま退役にしようかとも思ったのですが手軽でやろうとしたF-22が失敗に終わった事だし、最近はアドバンスバージョンなる4セル仕様があってその飛行動画を拝見したところなかなか良さそうだな!っと思ったのでテコ入れ改修をしてみる事にしました。
EDFはコレを含めて今まで3回ともガッカリで終わっていますが・・・さて?どうなるでしょうかね。
今回はとりあえず4セル仕様にしてこの際に水平尾翼を全浮動に変更してみようっとココまではすぐに決めました。
あとは他に考えている中で引き込み脚、パイロット、兵装も用意してみました。
が、引き込み脚は物自体の取り付けやサーボの取り回しが大変そうだし、4セル化してどれだけ出力に余裕があるかもわからない中で装着したあげくまたパワー不足になると何のためのテコ入れか不明になってしまうのでパスしました。

パワーユニット 2009/12/21

本来はこの箇所に穴は開いておりません。
EDFユニットを取り外してバランス取りをしようっと思ったのですが以前しっかりとくっつけてしまったので全く外れず。
そうこうしている間に前部に穴があいてしまったのでそのまま大きく開いてこの状態でバランス取りに励むことになりました

以前3セルでMoreパワーと思いダクトはGWS EDF64、モーターはハイペリオン HP-Y22L-5000 Kv値5000としたのですがアドバンスバージョンではKv値3500になってますね。
交換したかったのですが取り外せないのでそのままです。
アンプはキット標準が付いていましたが3セル30Aと使用できないのでHiModel 60A ブラシレスESC BALANCER-60Aに変更。
バッテリーはFliht Power EON LIGHT 4S 14.8V 2100mAhです。
ちょうどリトルベランカのお買い得コーナーに転がっていました。
以前はこの機体のためだけに4セル用のフォーマットを用意する予算は出てこないっと思っていましたが最近は4セルもお安くなり、しかもそれがFliht Powerのバッテリーとなると改修のやる気が出る一因になりました。
バッテリーベイはそのままでは4セルがおさまらないので前後に拡張。
各サーボの配線などは奥に押し込んでフタをしました。
機首後部の右壁面にアンプ、左壁面に受信機を両面テープで貼り付けました。
この大穴・・・この際そのまま空気取り入れ口としてしまおう。
ただ、このままだと私のオペレーションではどんどん異物を混入させてしまいそう。
ホームセンターで見つけたアルミのアミです。
ハサミで吸気口よりやや大きめにカットしました。
吸気口周囲に少し段差を削りその箇所にエポで接着しました。

水平尾翼 2009/12/23 
キット標準では水平尾翼の一部がエレベータ動作をするっという仕組みになっております。
現代戦闘機に関してはわりと淡白なので当初はこのままでも良いかな〜っと思っていたのですが作製にあたり色々な資料をみるにつけそれなりに熱を帯びてきたので全浮動への改修をやってみようって事になりました。
とりあえず、以前接着した箇所をカッターで慎重に切り離し。
これで後には引けなくなってきたような・・・。
水平尾翼の舵面にある左右の隙間をスチレンでふさぎました。
このあとエポマイクロバルーンを塗布し形を整えました。
たまたま家にあった2mmの鉄芯を曲げて・・・。
水平尾翼に溝を掘りエポで接着しました。
金色のパイプはF-22のエレベーターに使用されていたものです。
25mmに二本カットし水平尾翼の軸受けとします。
本体側の面をキレイにサンディング。
本体側に先の金色パイプを埋め込んで瞬間で接着しました。
仮組したところ軸点が小さいと動きがしぶかったりブレが大きいので何度かワッシャーのサイズを変更して試しました。
この直径20mmでようやくしっくりときました。
やや見てくれは悪いけど動作不良やフラッターを起こすよりもマシです。
水平尾翼の方にも20mmワッシャーを接着。
尾翼を動作させてみるとリンケージが前縁に干渉するためホーンの位置を黒い□から赤い□に移動。
水平尾翼の軸に抜け止めを取り付け。
右の水平尾翼はホーンの位置をずらしてもリンケージと前縁が干渉するのでサーボの取り付け位置を内側に15mmオフセットしました。。
あいた隙間に積層スチレンを接着し形を整えました。
取り付けた感じはしっかりしているけど・・・どうにも薄くて不安。
飛行中は色々な負荷がかかるだろうし少し補強しよう。
余っていたナイロンを当てて油性ペンで形をトレース。
スキャナで読み込んでから型紙を起こしプリントしました。
それを合わせて1mmバルサを切り出しました。
機体後部に瞬間で接着し水平尾翼の改修完了。

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