FLYING STYRO KIT
メッサーシュミットBf109G 作製記


もしも雷電がまったくまともに飛行できず即終了!となった場合の保険としてこれまた前回まったく完熟できなかった機体Bf109Gが頭に浮かぶ・・・リトルベランカさんのサイトでどんなだったかな〜っとチェックしている間にカゴに入れるまでクリックしておりました。二日後に我が家に到着いたしました。
今回は撃墜王エーリッヒ・ハルトマンが搭乗したハルトマングレイの機体カラーにして私としては初の搭乗員がハッキリした機体を・・・と思ったのですが色々とありまして前回と同じグリーングレイRitaとなりました。まぁ、コレもわかる人が見たら誰が搭乗していたのかわかるんだろうけど・・・
リトルベランカでは今回購入した他にカラーバリエーションとしてこのグリーングレイの他にハ-トマングレイとウィンターがあり前期型のBf109Eもあります。


メッサーシュミットBf109E

メッサーシュミットBf109G ウィンター

メッサーシュミットBf109G グリーン・グレイRita

メッサーシュミットBf109G ハートマン・グレイ

パッケージ

相変わらずコンパクトなパッケージ。完成した機体が写しだされております。
左上には丸文字で機体名があり戦闘機だからといって厳しい表現をしないFSKの姿勢がキュートです。
右下には基本となる仕様が表記されております。
尾翼にあるWindowsみたいなマークはハーケンクロイツ(逆卍)を擬装してあるようです。彼の地では不適切な表現との事でパッケージには表記できないそうです。
仕様覧にREADY TO FLYの文字がありますが・・・ 昔に比べれば確かにそうなのかな?
敷き詰めてあります。一度箱から出したら蓋を完全にしめる事ができません。
チェコのおばさんあるいはお姉さんは慣れた手つきで梱包してるようです。そして船に乗って遠い異国から私の作業部屋に!世界は狭くなったもんです。

胴 体
胴体は左右接着済みです。垂直尾翼は分割されていますのでラダー装備させる際は都合いいです。
この時点では剛性はまったく感じられず・・・それにしても細い。
中はスカスカです。下から見ても細い。中が見える分なおさら華奢に感じます。
機首を中から覗いた画像です。この先に防火壁を設置するのですが、ある種の職人芸を要します。他人事ではなくどうやろうか思案にくれる今日この頃

主尾翼
主翼は二分割されています。
内部はリブはなくバルサのスパーがあるのみ。後縁にリンケージロッドが見えております。
エルロンはすでに取り付け済みです。ただ、このヒンジは長く使用していくと切れてしまうことが・・・。
水平尾翼は左右一体になっております。
こちらもエレベータは加工済み。同じく長い使用でヒンジ切れが起こります。
エレベータの時は深刻・・・。

部材・アクセサリー
風防は塗装されたパーツの窓部分を切り抜きガラスにあたる透明パーツにかぶせます。零戦よりも切り抜く枚数が少ないので楽そう。
搭乗員は前面と後面の二分割。
防火壁やスパー、リンケージパーツの他艤装用に使用するバルサなどが入っております。
スケールライクなプロペラはコアにブレードを差し込んで使用します。
ドイツ機独特の雰囲気を上げるグルグルスピンナーはキット付属分は塗装済みです。スペアは無塗装です。個人的に価格が3倍になってもいいからスペアのスピンナーにもグルグル仕様が欲しい。
各種艤装パーツ。コックピットにランディングギア、増槽など。
説明書とデカールです。説明書は英文ですが写真が掲載されていますので英語が読めない私はそれを頼りに製作していきます。
デカールは大きいので慌て作業はいけません。しっかりハーケンクロイツも入っています。ここら辺の柔軟性を最近のF1模型でタバコスポンサーのマークを省くメーカーに見習ってほしい!

作製計画
2006年の9月に一機作製しました。
あの当時はようやくRC飛行機として楽しめるようになり零戦の空冷エンジン搭載とは違った液冷のフォルム、友軍であるドイツ機を!と思い手を出したのですが細い機体からくる華奢なイメージやAXI2212/20の反トルク・・・とメンタル的に攻撃され初回から手投げ発進ミスの連続。都合17FLTしましたがその間手投げミスは10回ありました。
今回はリトライです。手投げでは手こずったものの一旦空に上がってしまえばそれはもう素晴らしい雰囲気!空気抵抗が少ないフォルムもあって速度はTOSと互角をはれたのでもう一度あの雰囲気を再現したいです。課題は手投げ克服!
外国機に関しては比較的ドライに取り組めますので手投げ仕様で基本的にキットのまま作製していきたいと思います。塗装に関してもドイツ機になると細かい部分はわかっていませんしすでにしっかりした迷彩が施されていますのでそのままいきます。

主翼作製
主翼内部にロッドを固定しているスチレンのパーツがあるのですが接着面が浮いています。過去の経験から外れるとかなり修理がメンドーなので今の時点でエポキシで固めてしまします。
主翼をそのままカンザシを入れ左右主翼を合わせると上面カーブの中央面がせり出しており、またスパーがあたるので適度に削る必要があります。
ちなみにカンザシを入れずにそのまま接合面を合わせてみるとこんな感じ。
上反角が0です。
上反角を持った状態で上から見て前縁と後縁に向けまっすぐにラインテープを貼ります。このラインからはみ出ている部分をペーパーで削ります。
このペーパーでじょじょにやっていきます。
削ったらこんな感じに。
カンザシは主翼に差し込んでいく際に中央部がわからなくなるのでマーキングしておきます。上下面のバリも取っておきます。
このリンケージホーンを主翼主翼のロッドに差し込み瞬間で固定します。
瞬間接着剤の入りが悪く後々滑ると困るので接着剤注入用の穴を追加。
ロッドに瞬間を適量さしてからロッドを差し込んでいきます。もたもたやっていると変なところで固定してしまうので大変。位置が決まったら追加した穴から瞬間を投入ししっかり固めます。
片翼にカンザシを差込んでエポキシでしっかり接着。
片翼が充分固まってからもう一方をエポキシで接着。
左右のねじれや高低差を修正しながら行うので30分硬化型で行っています。
モールドが多少合わない場合がありますが無視します。
上面も下面もしっかりマスキング。
さて、今回ねじれや高低差はないだろうか? 毎回、自分の工作精度に不安がありますが・・・こんなもんかな。
サーボはWAIPONITのW-068PBを使用します。
左の板は主翼上面に接着しサーボの取り付け座となります。
零戦の場合は主翼上面のカーブが大きくそのまま接着するとサーボが斜めになる事によってリンケージ動作に負荷がかかる時があり取り付け座は別に製作していたのですがBf109Gの場合はさして上面のカーブがきつくなく比較的まっすぐなのでこのままエポキシで接着しました。
しっかり硬化した後にサーボの納まる部分をカッターでくりぬきます。
サーボを搭載しリンケージを取り付けて主翼の製作は一旦終了です。

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