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零式艦上戦闘機五二型 15012號 商品紹介

購入2015/07/25
今年に入っては完全に子育て重視の生活スタイルになりすっかりRC活動はお休み状態zzzzz
そうは言いましても何かと気になってサイトを徘徊してまして・・・ある日ラジコン1に掲載されていたこの機体に目が止まりました。
零戦だし五二型だし!引き込み脚にフラップと色々付いてるし!
1,100mmってことは1/10サイズ・・・FMSの1,400mmの零戦二二型は所有してますがそれよりは一回り小さいので取り回しが良いかも!
いや、何だかんだと繰り返しますが五二型だな〜っとアレやコレやと理由つけては購入に向けて意識は一直線!

5月か6月だったかに予約して・・・忘れていた頃に我が家に到着です。

作製計画
機器類はすでにセットされているので通常であればそのまま制作し満足!なはずですが・・・。
ディティールにやっぱり気になってしまう個所がチラホラありますのでそこは改修していきました。

キット内容2015/07/25

大きな白い箱に製品の写真が掲載されております。
サイト掲載時は「試作品」の画像がありましたが・・・それとさして変わってないような!
箱には綺麗な形で商品が収まっています。
まずは胴体。
基本シルエットはまずまずの及第点です。
操縦席は風防が別パーツで搭乗員を乗せる事ができます。
搭乗員は別売りです。
胴体下面。
試作品の画像にあったのと同じ。
滑油冷却口や下面の排気管は別パーツなのかな?
操縦席を外すと内部にアクセス可能。
ESCやサーボがすでにセットされております。
機首にはブラシレスモーター 3720-600kvが搭載されております。 
主翼は左右一体モノ!
捻じれや歪みもなさそうだし、発砲スチロールの製品もなかなか精度がよくなったもんだ。
主翼と胴体の接合は前部の凸部を差し込み後部をネジ2本で固定するようです。
主翼の一部がテカっているのは何だろうと思ったら、足踏み禁止の赤ラインのデカールが大判。
このモデルは主脚の引き込みに左右時差があるのが売りのようです。
これはそのコントローラーで時間差式リトラクトシークエンサー
エルロンやフラップの中継も兼ねているようです。
主翼前縁、20mm機銃の根元にフィレットがあります。
主翼に13mm機銃は付属していないので、この機体は零式艦上戦闘機甲か乙って事になりますね。
主翼下面。
エルロンにフラップに差動ギアと各サーボが配置されております。
エルロンリンケージ。
ヒンジは素材を薄くしその粘りを利用したもののようです。
エルロン病を起こさないのかしら?
フラップリンケージ。
フラップのヒンジはプラスチック製のなかなか凝ったもの。
尾翼上面。
これもヒンジは粘りを利用したもの・・・ちなみに胴体にある垂直尾翼も同じ。
FMSの零戦もこういう仕様だけどこういう形のヒンジで出してくるって事は世間的には信頼性は確立されているのかな?
尾翼下面。
左右尾翼の接合部です。
風防と増槽それとアンテナ支柱。
プロペラとスピナー。
20mm機銃です。
撃墜王 岩本徹三中尉機では有名な桜のマーキング
撃墜の数を表す桜が満開となっています。
あいにく今回は仕様しません。
赤いシャフトは水平尾翼に差し込み剛性を保持するようです。
あとは予備のホーンと主翼固定用のネジ2本です。
取り扱い説明書。
中はイラストでわかりやすく。
組み立てに関する事はとっても簡素。
あとは各舵の調整範囲やプロポとの動作確認等など・・・。
まぁ、ある程度FLT経験あれば今さらって感じですが基本は大切です。

 気になった個所 2015/07/25
さて、初めてサイトに発表されてから気になる違いはありましたし、実際に機体を手にとってから改めて「おや?」と思う個所もありました。
そこを手直ししながら作製していきました。
まずはエンジンカウル、側面のネジを外して手前に引き出すと外れました。
ダミーエンジンがついています。
栄二一型 星型複列14気筒の前7気筒。
角度が約51度ズレている。
機体右側の機銃口が大きい。
左は7.7mm、右は13mm機銃って事になるのでこのモデルは零戦五二型の乙って事になります。
機首上部の機銃を覗ける個所が全体的に広いし四角い。
機首前部。
遮熱板が筋彫り・・・形がいびつ
胴体にある台形の筋彫りは何だろうか?
防火壁にある縦長のスリットも単なる筋彫り。
機首下面。
これはサイトでこの機体を見た時から気になっていたのですが・・・
試作品時と変わらず滑油冷却口と排気管とそのカバーがない。
開梱時に胴体を見た時になかったので、もしや別パーツになっているのかな?と淡い期待をしましたが残念ながら無い。
主脚。
サイトでこの機体を見た時から気になっていた個所で、第一印象!カバーが太いな〜。
中に隠れている脚柱も太いのかな?
主脚カバー内側。
内側と言うか主脚カバーも関わっているのですがカバーの合わせ目・・・前後が逆です。
風防。
後部の窓枠のレイアウトにオリジナル要素が!
あとアンテナ支柱をガラス面にネジ固定ってのもなかなか斬新な発想!
当然、手直しします。

新規導入 2015/07/28
今回、この機体に合わせてプロポを新調しました。
特に2.4GHz化したかったわけではないのですが、今までの72MHzの受信機が手に入らなくなってしまいやむをえず。
ただでさえRC活動が鈍っている今の状態で・・・ホントに活用できるの?無駄遣いになるんじゃないの?と自分でも思います。
あら!最近の受信機ってアンテナが2本あるの・・・。
こんなに短くていいの・・・そう言えば送信機も内蔵アンテナって事で表に何も突き出ていないし・・・。
すっかりこのての物の進歩から取り残されてしまってる。
アナログ思考の人間なので急にこんな文明開花に触れると理解もままならず大丈夫なのかと心配・・・。
ここら辺はしっかり世の情勢を調べて追いついていかないとダメだな〜。
ちょうど良いバッテリーの手持ちがなく、これもこの機体のためだけ!に購入。

改修箇所 2015/07/30〜10/10
キットには搭乗員が付属していません。
なので用意しました。
この搭乗員はT's Factory製
No.4 帝国海軍搭乗員 パイロット人形 頭上ゴーグル マフラー です。
ラジコン脚屋と言うショップで扱っているのを以前チェックしていたのでさっそくです。
やや1/10よりスケールが大きいような・・・なので操縦席を少々削って乗せました。
計器類はシールでも貼って済ませようかと思っていましたが気がついたら発泡素材を切り貼りして作ってました。
この搭乗員・・・紅顔の美少年ですな!
操縦席後部のヘッドレストを作り替え、クルシーのアンテナを追加。
無線電話の支柱は操縦席後部から出し風防を突き抜ける本来の形式に変更。

風防は一体モノでしたが前後に分割しました。
後部は窓枠のレイアウトが違うため新調です。
切り取った後部風防を元にして石膏で型を作り、真空引き。
窓枠はアルミテープを切り貼りしたものです。
風防前部は一部スリット追加に7.7mm機銃の薬きょう排出口を追加。
新調した後部の方がガラス面に透明感があるのが何とも・・・。

後部にあるアンテナ支柱から伸びるアンテナ線追加。
アンテナ線は0.8mmステンレスワイヤーです。
伸びたアンテナ線は垂直尾翼にあるリングにスプリングフックをひっかけております。
ダミーエンジンを約51度ズラして固定。
どう変わったかは先の画像と比較して下さい。
右側の機銃口をパテで成形し、左と同サイズに変更しました。
滑油冷却口と廃棄管の追加。
滑油冷却口はスチレンをコアに削り、アルミテープでコーティング。
排気管は適当なチューブでカバーは0.5mm厚のアルミ板を曲げ加工したものです。
遮熱板は先にあった筋彫りをパテ埋めし上からアルミテープを貼りました。
防火壁の縦長スリットはリューターで削りました。
主翼にあった20mm機銃根元のフィレットを削除し20mm機銃の銃口は穴がなかったので追加加工。
主翼のパネルライン。
パネルラインの加工は施されていたのですが・・・少々オリジナル要素あり。
感覚として80%ほどの正解に20%ほどの不要や不足となっていました。
パネルラインってのは実機では意味があるからそこに存在するのであって、せっかくラインを再現するのであれば忠実にしてほしいもんです。。
ってなわけで不要なラインは木工パテで埋めて消し、不足したラインはリューターで削って追加しました。
主脚の加工は思いのほか大変・・・。
カバーが太かったのでそれらしく細身に変更。
かなり気になったカバー合わせ目・・・先にも言いましたがあろうことか前後が逆。
とりあえず主脚と内側のカバーをそれぞれ反対に取り付ければいけるかな〜っと思っていましたが実際にやってみるとカバーの前後位置が合わず。
ここから場当たり的な作業で、主脚とカバーの取り付け部をある程度削り、位置を合わせながらパテで肉盛りしながら固定。仕上がったら主翼に組み付け可動させてまだズレがあったらやり直し・・・。
これを繰り返し繰り返し。
開閉状態確認。
機体との干渉なく動作にも無理もなく終わってほっとします。
実際、着陸時の負荷に耐えられるだろうか?
主脚とカバーの接合部。
画像で上から1番目と3番目の接合個所が元あった取り付け部をパテ盛りしら個所です。
2番目と4番目はスチレンで作ったダミーです。
ここまで主脚関連の加工だけで1か月ほどかけてました。
実機と比較して多少違いがありますが・・・もうこの辺でいいかなと・・・疲れた・・・想像以上に手間かかり過ぎ。
増槽は元は胴体に1cmほど差し込む仕様でしたが私のラフな着陸では高確率でもげ、機体含めてエライ事になりそうなのでマグネット固定に変更しました。
胴体にもマグネットを埋めこんでパチッと装着!
ここまでやってますが果たして活用するのでしょうか?

工場出荷 2015/10/18 
零式艦上戦闘機五二型 15012號 工場出荷!
主翼モールドはもう少しうまくできなかったかと反省。
メーカーも中途半端な再現をするくらいならいっそ無い方がマシであります。
ウェザリングしてごまかしてみたものの満足には遠いかな・・・。
窓ガラス・・・自作した後部はクリヤー、前部はやや曇りガラス・・・。
前部も自作しなおせば良いのかもしれませんが気力の限界・・・。

搭乗員だけはひたすら輝いた存在感です。スケール的にやや大きいので尚更。
凝視せず漠然と見れば良い佇まいだと思います。
自作した滑油冷却口。まさか販売するも時点で付属していないとは思わなかった。
フラップ開状態。
再度、凝視せず漠然と見れば良い佇まいだと思います。

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